胎児からの伝言 その1
(赤ちゃんの進化と発達障害)


私は胎児です

私は、小さな小さな赤ちゃんです。
「私の声が聞こえますか?」
聞こえるわけないですよね。
だって私はお母さんのおなかの中にいるんですもの。

多くの人たちは、私のことを胎児と呼んでいます。
私は、発生してからようやく3ヶ月経過した赤ちゃんです。
最近お母さんは、私が誕生したことを感じ取っています。
体調が変わってきたからです。
日本では「つわり」と呼んでいます。
多くのお母さんが妊娠3ヶ月ぐらいから体験するようですね。

これは、赤ちゃんに栄養を与えながら、
赤ちゃんの排泄物に当たるものを処理しているからです。
お母さんは2人分の命を守っているのです。



私たち人間は、地球に生命が誕生してから約40億年かけて進化したとされています。

生命の誕生は海の中で、最初は魚の仲間だったといわれています。
そういえば発生3週間目ごろは、身体に尾ひれか尻尾のようなものが存在していました。
(胎児の発達段階図)
不思議なことに尻尾のようなものは自然に消えていきました。
オタマジャクシのしっぽが、自然に消えるのと同じと考えてください。

尻尾が消えると同時にひれのようなものが急に発達し始めて、
手が出て、足が出て人間に近い形になるのが、
妊娠3ヶ月目ぐらいです。

この間の変化は猛スピードです。
40億年かけて進化してきたことを、1年もかけないで終了するのですから、
そのスピードはジェット機よりも
ずっと速いとイメージしてください。


この40億年の進化を、たった38週程度に短縮し、
猛烈な勢いで細胞分裂しながら進化する場所が、
お母さんのおなかの中の胎盤という場所です。
胎盤は羊水という液体で満たされています。
これは生命が進化した海水にあたります。

私たち胎児は、へその緒1本でお母さんと繋がりながら
海水にあたる羊水の中で急激に進化して
人間の形になって行くのです。
スタートは、たった1個の卵細胞なのです。
この1個の卵細胞が約3ヶ月くらいで
人間の形に進化するのですからすごいですね。

この約3ヶ月の進化の間に、人間にとって重要な脳や内蔵、
手足などの各器官が出来上がってくるのです。
私たち胎児にとって、一瞬一瞬が勝負なんです。
どんどん細胞分裂をして、人間に進化するため努力しているのです。


そんな大事なとき、一番困るのは、
胎盤の中に有害な物質やウイルスが侵入してくることなのです。
私たちの脳は、発生3週間目ごろからできてきます。
専門的には中核神経と呼ばれます。
脳の発達は人間にとって一番重要です。
他の動物より進化したのは脳が発達したからです。

そんな大事な脳の発達を行っているとき、
有害な物質が胎盤に侵入してくると一大事です。
脳の発達が邪魔されたら、人間としての進化がうまく進行しないです。

「くるしいよぉ」
最近、私たち胎児の多くがうめくようになりました。
お母さんの血液の中に微量の合成化学物質が存在するからです。
お母さんの血液は、へその緒を通して私たちに栄養を送ってくれます。
そんな時、微量の合成化学物質も送られてきます。
そして羊水の中に存在してしまうことになります。
これって、本当に困るんです。
どんなに微量でも私たち胎児の脳の発達に、不自然な物質はよくないんです。
発生3週間のころは、お母さんは私たちが誕生していることなどわかりません。
「くるしいよぉ」「くるしいよぉ」と
何度叫んでも、お母さんには聞こえないんです。

合成化学物質の安全基準は、お母さんには安全でも、
私たち胎児にとっては危険なのです。
環境ホルモンや有害化学物質は、
胎児にとって安全基準など一切存在しません。
だって、サリドマイド事件でも水俣病でも
お母さん自身には大きなトラブルは見られませんでしたが、
私たち胎児は、発生3ヶ月以内に決定的なダメージを受けていたのです。
お母さんが妊娠に気付いたときには問題は決定していました。


私たちが生まれてきて、

初めて問題に気付くなんてひどいですよ。



私たちは声を大にして叫びます。
「妊娠に気付いたときには、終わっているんです」
「妊娠に気付いたときには、手遅れなんです」
「私たち胎児の立場で物事を考えてください」


お母さんお願いです

私たちが元気で生まれるように

「美しい羊水と胎盤づくり」を

してください




胎児は図に示されたように、たった一個の卵細胞からスタートする。
その後、約12週(3ヶ月)で人間の姿に近い状態まで進化してゆくのである。
この間に人間にとって重要な、脳や内臓、手足などの各器官が出来上がってくる。


一般的には、お母さんが妊娠に気づくのはこのころである。
当然お母さんを中心に家族や社会全体が「赤ちゃんを大切に育てよう」と願う。
しかし、胎児である赤ちゃんは、ダメージを受けている可能性があることを、
理解しておく必要がある。

水俣病やサリドマイド事件は、具体的な事例である。
PCB,ヒ素、ダイオキシンなどの汚染による胎児へのダメージは、
日本だけでなく世界各地でも起きている。


3ヶ月以内の胎児(赤ちゃん)は、人間に進化するためあらゆる努力を積み重ねているが、
その努力をぶち壊すのが、毒物や有害な合成化学物質などである。
時には一部のウイルスが攻撃してくることもある。
こうした、妊娠初期に発生する胎児(赤ちゃん)の発達障害の中で、
近年特に心配され始めたのが脳の発達障害である。


人間の脳は、多くの神経細胞からなり、多量の脂肪によって構成され、
脳の約60%が脂肪分であると報告されている。
近年、この脳を構成する脂肪分の多さが注目され始め、
環境ホルモンと呼ばれる合成化学物質の多くが、
脂肪に溶けやすく人間の体の脂肪分に蓄積しやすいことが、指摘されてきている。


このことは、クジラ、イルカ、シャチなど、
大型の哺乳(ほにゅう)動物の体脂肪分析によっても実証されている。
最近では、北極圏で生息するシロクマの体脂肪が
環境ホルモンである、PCBに汚染され、
日本人の好物とするマグロの体脂肪汚染もが指摘されている。


これらのことから、急激に脳をつくりあげる妊娠3ヶ月以内の胎児(赤ちゃん)には、
どんなに微量であっても脳神経の発達に障害を与える可能性があると心配されてきている。 
近年報告される脳の病気や発達障害は、年々増加している。
過去はあまり聞かなかった病名も登場している。

アルツハイマー病、パーキンソン病、痴呆症(認知症)、うつ病、
子どもに多く見られる多動症(注意欠陥多動性障害、またはADHD)、学習障害、自閉症、
適応障害、パニック障害、アスペルガー症候群などなど
脳障害に結びつくと考えられる病名は、増える一方である。


従来、こうした脳障害の問題は、一部で遺伝的な原因が中心とされ続けてきた。
しかし、セロトニン(脳内化学物質)の働きが解明され始めてから、
遺伝的要因だけでなく環境ホルモンや、
ついには胎児である妊娠初期の脳発達障害に関しても指摘がなされ、
子どもたちの中で多発している脳障害は、
妊娠3ヶ月以内にダメージを受けている可能性が高いと推測されだした。


一方、こうした指摘に対して反論も出る。
理由は「データーがない」「証明不足」など反論が起きる。

しかし水俣病やサリドマイド事件を分析してゆけば、
反論している間に、危険の可能性があるものは遠避けることこそが大切。


苦しんでいる子どもたち、苦しんでる家庭は、かなり存在しています。
自分がその立場に立たぬように注意することが健康な赤ちゃんを産み、
育てる母親や家族の責任でしょう。


今の日本では、子どもたちの問題を家庭の責任、親の責任、
学校の責任で済ませようとする傾向が強すぎる。
教育の不備

日本では「危険が証明されなければ、安全である」
という立場で全てを片付けようとしてゆく。
行政の不備

しかしアメリカやヨーロッパは「安全が証明されなければ危険である」として、
サリドマイドの製造、使用を認めなかった。
安全意識の確立

化学物質を製造する立場に立って判断するか、
使用する立場または使用させられる(処方薬、大量製造食の添加物など)立場で
判断するかどうかで、見解は分かれる。
これらの判断の甘さ、社会性が日本に対し、
世界の国々から「汚染大国」のレッテルを貼られることになる。


若者たちや、これから子どもを産む人たちに知ってほしい。
母親になる前に、自分の体内を浄化して
危険な毒や有害な化学物質を解毒・排泄で体外へ出し、
出来る限りきれいな体にしてから妊娠し、
安全に未来への宝物(子ども)を産んでほしい



胎児からの伝言 その2(私たちの男女の発育)
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