胎児からの伝言その4
(継世代に伝わる障害影響物質の環境ホルモン)


私は胎児です

ここで、お兄さんに環境ホルモンを少し説明してもらいます。

環境ホルモンは、人間の内分泌であるホルモンの働きを撹乱する物質です。
私たちの身体の中で、ホルモンの働きは、一般的に次の五段階です。



@ ホルモンの合成
ホルモンは体の中で作られる。これを生合成と呼びます。

A ホルモンの貯蔵
体の中で作られたホルモンは、いったん貯蔵され、必要に応じて放出されるものもある。

B ホルモンの移動
ホルモンは血液中に分泌され、血液によって目的とする場所まで運ばれる。

C ホルモンの受け皿
ホルモンは、どこでも働くわけではない。
目的とする場所に、標的細胞という受け皿が存在する。
これをレセプターと呼んでいる。
よく、カギと鍵穴の関係と説明される。
ホルモンはレセプターと結合して、初めて目的とされる作用が発揮される。

D ホルモンの消失
ホルモンは、目的とする役割を終えると、自然に消失する仕組みになっている。
もし、消失がなければ、ホルモン作用が不必要に続いてしまう。
環境ホルモンと呼ばれる物質は、こうしたホルモンの働きのどこかに作用して、
正常なホルモンの働きを撹乱してしまうのである。


例えば、ホルモン消失を撹乱する化学物質が体内に入り込んだとすると、
この化学物質が、
アドレナリンのように人の興奮作用に関係する物質の消失を撹乱した場合、
アドレナリンはいつまでも体内で作用し続けることになる。
結果、人の興奮作用はずっと続くため、不安定な精神状態が続きます。

また、ホルモン移動を撹乱する化学物質が入り込む場合もあります。
よく知られているものでは、
甲状腺ホルモンの移動を撹乱する物質があります。
この、甲状腺ホルモンは、脳の正常な発達に欠かすことのできない物質で、
結果として、正常な精神発達や、知能の発達が撹乱されてしまいます。

近年、ホルモンとレセプターの関係を邪魔するメカニズムについて説明されたの文献が、
数多く発表されています。
そして、環境ホルモンが正常なホルモンレセプターとドッキングし、
同じように働くケースが出てきています。
この場合、目的とするホルモンが過剰になって、
問題を起こすということになるのです。

とにかく環境ホルモンは、
5段階全てに本物のホルモンを邪魔し、正常なホルモンの作用を撹乱することになる。
一つ一つの段階での撹乱作用がたとえ微量でも、
トータルにしたらかなりの撹乱作用が発生することになる。

こうして人間の生命活動は、さまざまな障害を与えられる確立が高くなってゆく。
複合汚染は、こうした科学的メカニズムを背景に、
さまざまな角度から人間を攻撃してくる。


近年、原因不明とされる病気の発生率は、緩やかなカーブでの上昇ではなく、
急激なカーブの上昇へと変化している。
一例には、ガンの発生が1940年ごろには100人に1人といわれていたが、
2000年には3人に1人になり、2010年には2人に1人といわれ、
2040年には全員がん患者の可能性も見えてきているのです。



そして青少年の間で発生しているさまざまな問題は、環境ホルモンと密接な関係があります。
現在青少年の中で発生している発達障害や混乱をまとめて見ました。
これは一般的なまとめで、医学的には少々別なまとめ方があると思います。


1. 精神的な発達障害(混乱を含む)
(1) 登校拒否や不登校
(2) うつ病や引きこもり
(3) 対人関係恐怖症(孤立症)
(4) 感情の激高(キレる・ぷっつんなど)
(5) 注意欠陥多動性障害(通称=多動症)
(6) 自閉症
(7) アスペルガー症候群(多動症的、自閉症的)
(8) 学習障害(通称=LD)
(9) パニック障害
(10) 説明のつきにくい言動や犯罪
 
2. 免疫に関する発達障害(混乱・疾患)
(1) アトピー性疾患(皮膚炎)
(2) 花粉症(アレルギー)
(3) 食べ物アレルギー
(4) 化学物質アレルギー
(5) 予防接種不可
(6) 虚弱体質(免疫力低下)
(7) 川崎病
(8) リウマチ、膠原病
(9) 潰瘍性大腸炎
(10) 白血病(低年齢での癌の発症) 
   
  3. 性に関する発達障害 
 (1)  性同一性障害(特に男性の女性化)
 (2)  精子の異常(精子数の減少)
 (3)  性器の異常(障害)
 (4)  子宮内膜症
 (5)  不妊症
 (6)  精巣がん、卵巣がん、子宮がん、乳がんの発症
   



いかがですか。こうしてまとめると子どもたちや青少年の中で多くの問題が発生しています。
驚くことは、今まで大人の中で発生していた問題が、
小学生や中学生でも発生していることです。

現在、青少年が関係する事件が多くなりました。
そのつど事件の内容がテレビやラジオ、新聞、週刊誌などで取り上げられますが、
原因は家庭や学校にあると見られ、報道されています。

日本中が「親が悪い」「教師が悪い」と、お決まりの見方で物事を判断し、
いつの間にかウヤムヤで終わらせてしまっています。

本当にこんなことでいいのですか。
本当に、お父さん、お母さん、学校の先生だけが特別に悪いのですか?

私たち胎児はそう思いません。私たち胎児が一番怖いのは、
環境ホルモンといわれる有害な合成化学物質だからです。
最近、環境ホルモンと呼ばれる合成化学物質が、
私たち胎児とお母さんを結ぶ、へその緒から検出されています。
へその緒は臍帯(さいたい)といいます。

少し専門的なので、表を見て「環境ホルモンは、へその緒に蓄積する」と理解してください。


こうした研究も多くのところで行われ、一部は報道され始めています。


私たち胎児が「こわい、こわい」と叫んでいることが理解していただけましたか。
私たち胎児にとって、有害な化学物質はミサイルや原爆と同じくらい恐ろしいものなのです。
大人には気にならない量でも、私たち胎児には一大事なのです。

そして、私たち胎児の声が聞こえないふりをしないで、
安全が証明されない危険なものは使わないでください。
私たち胎児の先輩たちは、サリドマイド、有機水銀、ヒ素、PCBなどで、
すで実体験を通して証明してくれています。

今までどれだけの子どもたちが、無責任な大人たちの犠牲になったのか思い出してください。
サリドマイド事件、水俣病、カネミ油症事件、ヒ素ミルク事件、そして薬害エイズ・・・・・・

もう、いい加減に目を覚ましてください。

そしてついに、環境ホルモンです。



若者たちや、これから子どもを産む人たちに知ってほしい。
母親になる前に、自分の体内を浄化して
危険な毒や有害な化学物質を解毒・排泄で体外へ出し、
出来る限りきれいな体にしてから妊娠し、
安全に未来への宝物(子ども)を産んでほしい



胎児からの伝言 その5(「苦しいよぉ、苦しいよぉ」)
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