1.有 害 化 学 物 質(その2)


膠原病と有害物質


膠原病といわれる病気も近年増加しています。
膠原病とは、慢性間接リウマチ
いわゆるリウマチ、全身性エリテマトーデス、
多発性筋炎、強皮症などです。

膠原病は自己免疫性疾患ともいわれ、免疫の暴走によって起こり、
関節、筋肉、皮膚などに免疫の異常障害が起きる、厄介な難病です。
しかし、アレルギーのように有害化学物質を体に入れない、
体内を解毒排泄で浄化する事により
膠原病も改善する可能性があります。


精神神経疾患の増加

近年、精神統合失調症、うつ病、神経症(ノイローゼ)、自閉症、
パニック障害などの精神疾患も著しく増加しています。
これらの病気の最大の原因も有害化学物質であると考えます。

先に取り上げた「OUR STOLEN FUTURE(奪われし未来)」の中で、
テア・コルボーン女史も有害化学物質と精神状態の関係について
詳しく解説しています。

脳や神経組織を構成する神経細胞は、脂肪を多く含んでいます。
そのため、脂肪に溶ける有害化学物質は、
特に脳や神経組織に吸着しやすいと言われています。

ダイオキシン、PCBといった環境ホルモンなど、多くの毒物は、
脂溶性物質なので、子どもたちの精神と神経を守るためにも
有害物質を体から遠ざけるため、
排除してゆく努力を惜しんではならないという義務があるはずです。


自らを守るために

有害化学物質が、現在の日本人の健康をいかに害しているかを
理解していただけたでしょうか。

ダイオキシンなどの有害化学物質による人体汚染は、
取り返しのつかないレベルまできているのかもしれません。

しかし、私たちは現状を黙認する立場をとることはできません。
今の子どもたちや、未来の子どもたちのために
有害物質という難問を少しでも解決できるような努力をしてゆきたい。
そのためには、多くの人たちが立ち上がって解決に向け歩んでほしい。

未来の美しい地球を残すためにも


有害化学物質を避ける方法
(自分や家族のために)


有害物質を避ける手短な方法を幾つか紹介します。
私たちが日常使用しているものの中で、最も危険なものは、

シャンプーやリンス、石鹸、歯磨き、台所洗剤、洗濯洗剤、化粧品、香水
などです。

これらは直接に皮膚や口内に使用するものなので、
無害安全なものを使う事がとても重要です。

日本のメーカーの製品には、

ラウリル硫酸ナトリュウム
プロピレングリコール、
ノニルフェノール、


など有害物質が含まれているものがたくさんあります。
これらの物質の多くは、
皮膚や舌下の静脈を通して簡単に体内に吸収され、
がん、奇形、皮膚炎、アレルギー、白内障などの
原因となることがわかっており、
ドイツなどヨーロッパ諸国では使用が禁止されています。

また、他の有害物質と複合した場合、
予測のつかない病気の発生の原因にもなり、
近年発生している原因不明の病気の大きな要因となっています。

なぜ日本の製品に危険な物質が使われているかというと、
化学物質は原価が安く製品を長持ちさせる事が出来るからなのです。
人の健康のために配合するのではありません。
人の健康のためならば、化学物質は配合してはならないものなのです。
私たちは、安全な製品を選び、自らの健康を守らなければなりません。

毒物学の世界的権威である
アメリカのサミュエル・エプスタイン博士は

食べ物や飲み物、身の回りの生活用品はよくよく吟味して無害なものを
  選ぶべきであり、けっして企業の宣伝文句に騙されてはいけない

と警告しています。


病気になった人も安全な製品を
(自分の体は自分で治すために)

がんにかかっている人でも、
シャンプーやリンスや歯磨きなどを
安全な製品に替えることが大切です。

それは、
がんを進行させないためには、「毒物を体に入れないこと」が最も重要です
がん患者で、タバコをやめられない人がいます。
その場合「がんからの生還はまれである」とのデータがあります。
なぜならタバコには発がん性物質が300種類以上含まれているからです。
発癌物質を絶たなければがんが治らないのは当然です。

喫煙習慣のある人、がんをはじめとする難病に苦しみながらも、
タバコをやめられない人、非喫煙者の面前でタバコを吸う人は、
早くこのことに気付いてほしいものです。

タバコをやめ、身の回りから有害物質を排除すれば、
がんをはじめ、アレルギーなどさまざまなトラブルも
克服できるということを再度強調しておきます。


有害物質を体外に排出する

世界でも有数の環境汚染国の日本で生活している限り、
どんな努力をしても体に取り込む有害物質を
ゼロにすることは不可能です。
その中で私たちがするべきことは、
体内に吸収された有害物質を
出来るだけ能率的に分解、排毒、排泄し、
有害物質で細胞や遺伝子が傷つけられることを防ぐことです。
そのために有効な方法を知る事が大事になります。


要は、高品質の安全な製品を使う事です。


生活から有害物質を排除するために、
あらゆる方向にアンテナを張り巡らし、
正確な情報をキャッチする事をお勧めします。


体内における有害物質の処理

体がどのように有害物質に対応するのか、仕組みを見てみましょう。

有害物質を体内で分解したり、体内から排泄する事を解毒といいます。
解毒は主に、肝臓と腎臓で行われます。
水に溶ける水溶性物質は、腎臓によって尿中に排泄されます。

一方水に溶けにくく脂に溶ける脂溶性物質を、
そのままの形で排泄する事は困難なので、
肝臓で分解し水溶性物質に変えられて尿や胆汁中に排泄されます。

有害物質は、肝臓と腎臓のほかに、腸管、すい臓、そして汗腺からも排泄されます。
そして処理しきれない残った有害物質は、
皮膚、毛髪、爪、皮下脂肪、骨や骨髄、性腺(精巣、卵巣)、
脳神経、子宮、乳腺、肝臓などに蓄積されます。
皮膚、毛髪、爪は剥げ落ちたり伸びたりしますから、
多少、解毒の働きもかねていると思われます。


解毒作用とミネラル

肝臓と腎臓の解毒作用を助けるには、栄養素であるミネラルが必要です。

ミネラルとは、
水素、酸素、炭素、窒素、ヘリウムなどの希ガス以外の元素の総称です。
そして現在は、イオウ、リン、塩素、ナトリウム、カリウム、カルシウム、
マグネシウム他、鉄、亜鉛、銅、マンガン、コバルト、ヨウ素、フッ素、
セレン(セレニウム)、クロム(クロミウム)、モリブデン、ニッケルなど
18種類ほどが人体に必要なミネラルと言われています。

世界的にも、ミネラルの研究はまだこれからですが、
今までの研究成果からわかっていることは、
人体の諸器官の構成成分となり、
酵素やホルモンや細胞の働きを助け、
さらに、調整する機能を持ち、
肝臓や腎臓の解毒システムに大きな役割を担っています。

ミネラルは、尿、消化液、汗と一緒に排泄されるため、
栄養素として毎日の食事から補給する必要があります。
不足すると、皮膚、毛髪、爪の新陳代謝の低下を引き起こします。


ミネラルの保護・修復作用

ミネラルには、細胞や遺伝子が有害物質により傷つけられるのを保護したり、
修復する役割もあると考えられます。

たとえば亜鉛は、さまざまな酵素の構成物であり、
遺伝子のDNA合成や細胞分裂に重要な役割を果たしています。

マグネシウムは、細胞内のタンパク質合成を調節したり、
ATPという物質の働きを助け、エネルギーを生み出します。