5.ホ ル モ ン の
異 常


女性特有の病気が増えている


最近は、ホルモン異常による女性特有の病気が増えてきた。
また、男性にも更年期障害が起こるということまで
いわれるようになってきました。

ホルモンとは何か?
なぜ、男女ともホルモンのバランスに
変調をきたす人が多いのか。
どうしたらその異常を解決できるのか。
具体的の潤を追って考えてみましょう。

ここ数年、TVや雑誌などで、
女性のホルモンに関する番組や記事が
頻繁に取り上げられるようになってきました。
なぜなのか?
それは女性の生殖器官に関連する病気が増加したからです。
芸能界の女性たちもそうした病気が増えてきたのは、
メディアの報道などでお気づきでしょう。

月経痛、月経前の不快な症状、月経の周期や期間、
経血の量の異常、不妊、流産、子宮内膜症、
子宮筋腫、子宮がん、卵巣嚢腫
(らんそうのうしゅ)
卵巣がん、乳腺症、乳腺線維腺種、乳がん、
更年期障害、骨粗鬆症、などの疾患に悩む女性が、
日本では非常に多くなっています。
また、乳がんの増加は、とどまるところを知りません。


環境ホルモンの影響

40年前は、初潮(月経・生理)が始まるのは、13歳ごろでした。
今は10歳〜11歳くらいと低年齢化しています。
そのため、月経が終わる閉経も早くなる傾向です。
30歳で結婚して子どもを作る暇もなく、
35歳で閉経してしまうというようなことを、
今後、多くの女性が経験する可能性があります。

なぜ、女性のこのような異常事態が多発するのか。
最大の原因は、
環境中の化学物質、
特に環境ホルモン(内分泌撹乱物質)といわれる物質が原因です。
環境ホルモンが体内に入り、
男女の性ホルモンの正常な働きを阻害し、
生殖器にさまざまな影響を及ぼします。

環境ホルモンと考えられるものは、
約70種類あるといわれています。
代表的なものは、
@ダイオキシン ADDT BPCB CビスフェノールA
Dノニルフェノール Eフタル酸エステル F有機スズ
Gスチレンダイマー Hスチレントリマー I合成エストロゲン
などがあります。

これらの物質は、水に溶けにくく、油に溶けやすい性質を持っています。
そして環境ホルモンは、肝臓での分解や代謝を受けにくく、
体内の取り込まれると排泄されにくいという性質でもあります。
生物にとっては、大変危険極まりない毒物なのです。


環境ホルモンの実態

ダイオキシンは、塩化ビニル(塩化ビニール)や
塩素を含む廃棄物を燃焼させると発生します。

DDTは殺虫剤、農薬として使われましたが、
有害であるため日本では1971年に使用が禁止されました。
しかし、農地の中はじめ、さまざまな土の中に大量に残存しています。

ポリ塩化ビフェノール(PCB)は電気絶縁体、難燃剤など、
数多く使われてきた物質です。
日本では、1972年に生産が中止されましたが、
昔の変電機などには残存しており、
廃棄物中にある未処理のPCBが日本中の土の中に
埋められて放置されたままです。
このPCBに関しては、日本だけでなく、
世界中でその分解処理が問題となっています。

このようにさまざまな環境ホルモンや有害物質が
地球上のいたるところで放置されたままです。

そして放置された、土中に残存した環境ホルモンは、
農作物を汚染し、少しずつ空気中にも気化し
ダイオキシンなどの環境汚染源になっています。
そして汚染された空気が世界中を巡りまわって大気圏を汚し破壊し、
温暖化の原因といわれるオゾン層までも破壊しているのです。

今も使われている環境ホルモンを少し見てみたいと思います。

ビフェノールAは、
プラスチックのポチカーボネートとエポキシ樹脂を合成する原料で、
多くのプラスチックの中に含まれています。

ノニフェノールは、合成界面活性剤として洗剤の中に。

フェタル酸エステルは、可塑剤(柔らかくする)として、
塩化ビニルで作られたプラスチックなどに今でも使用されています。

有機スズは、船体に貝を付着させないために使われている。

スチレンダイマーとスチレントリマーは、
発泡スチロールの容器に使用されており、
容器の油と熱湯を入れると溶け出してきます。

合成エストロゲンは、医師が処方する女性ホルモン剤です。
合成エストロゲンの一部は、使用した患者の尿から排泄され、
下水や河や海に流れ込み、
水中の生態系に無視できない影響を及ぼし、問題です。


環境ホルモンが生殖器を直撃

環境ホルモンは、擬似エストロゲンとも呼ばれています。

この名称からもわかるように、
環境ホルモンは女性ホルモンの一種である
エストロゲンに似た作用をします。

環境ホルモンが河や海に流れ込むと、
魚や貝がこれらの物質を吸い込んだり、
これらの物質を吸収したプランクトンを食べ、汚染していきます。
近年、日本近海のサザエ、アワビ、魚類が
擬似エストロゲンの影響のため生殖器に異常をきたし、
繁殖しにくくなっていることが調査で判ってきました。

環境ホルモンは、魚介類のみならず、
汚染された魚を主食にする鳥にも現れており、
その鳥たちに不妊や奇形が多発しています。


懸念される人体への影響

環境ホルモンの人体江の影響に関しては、
「まだほとんどない」という学者と
「すでに、かなりある」という研究者とに分かれます。

「影響はない」とする人は、勉強して知識を持つことをしないか、
企業利益あるいは自分の役職や地位保全のために真実を隠しているか、
あるいは楽観主義者のいずれかでしょう。

環境ホルモンのきわだつ特徴は、
生殖器への影響が大きいということです。
妊婦の体内で胎児が環境ホルモンに汚染されると、
生後にさまざまな性的な障害が起きる可能性があります。

具体的には、
男女とも異性に興味を示さない。
女性の場合は妊娠しにくい。
生殖器にがんが発生しやすい。
男性では睾丸(精巣)が正常に発育しない。
睾丸に悪性腫瘍が発生する。
などです。

男性の精子の数が減っているという研究報告が
先進各国で発表されています。
今後先進国の人口減少に拍車がかかることが予想され、
少子化の一番の原因であるように思います。

また先進国では、男性の高齢者に前立腺がんが急速に増えています。
この病気も環境ホルモンが関係しています。


環境ホルモンから身を守る

では、環境ホルモンから身を守るにはどうすればよいか。

日本は空気中や土壌中のダイオキシン濃度が非常に高い国です。
肺へ吸い込む空気からも、毎日食べる農作物からも
ダイオキシンが体内に取り込まれます。
日本を離れ、ダイオキシンの少ない国への脱出が最善かもしれません。
しかし、日本に住む以上出来る限りダイオキシンと
その他の環境ホルモンの摂取量を減らす努力をすべきです。

環境ホルモンの大半は、食物から摂取されます。
環境ホルモンは脂溶性食物なので、
大部分は食物の脂肪に含まれます。
そのため、脂肪の多い肉の摂取を減らすこと。
美久を食べるなら、鶏肉のように脂肪の少ない肉にする。
次世代を産む女性は、わが子に環境ホルモンを渡さないためにも、
動物性脂肪を多く含む食品を控えるべきでしょう。


体の中の環境ホルモン

体に取り込まれた環境ホルモンは、
肝臓の代謝を受けにくいという特徴があります。
そのため、解毒排泄されず次第に脂肪の多い組織に蓄積されます。
環境ホルモンがエストロゲンと同様の作用を持っているので、
汚染された日本人は多かれ少なかれ、
体内が常時エストロゲン過剰の状態のなっていると考えられる。
2種類ある女性ホルモンに関し、
エストロゲン優勢、プロゲステロン劣勢の状態を、
生まれたときから強制されています。


ホルモン補充療法

女性のいろいろな病気は、二つのホルモンのバランスの
崩れから起こっていると考えられます。
そこで、女性の病気を防ぐには、
二つのホルモンバランスを整えれば良いということになります。
つまり、総体的に不足するプロゲステロン(黄体ホルモン)を補充するのです。
この方法をホルモン補充療法といいます。
ただし、病院で使用されるホルモン剤は、
卵巣で作られる人のホルモンとは
構造式が違うため、副作用があります。

しかし、海外では卵巣が作るプロゲステロンと全く同じ構造式の
プロゲステロンが製造市販されており、
一般の人も処方箋なしで購入できます。
成分的には、大豆や山芋などが原料に使われ、
副作用もなく安心して使うことが出来ます。
形状は、肌に塗って使うクリームやオイル、
舌下用ドロップ、カプセル、錠剤などです。


プロゲステロンのクリーム

アメリカの婦人科の権威、ジョン・R・リー博士は、
プロゲステロンに関してはクリームを使うよう女性たちに勧めています。
カプセルや錠剤で服用すると、腸から吸収された成分が、
肝臓を経由するため、ほとんどが胆汁として排泄されるか、
分解されてしまいます。服用方法は効率が悪いのです。

それに対して、クリームの場合では、
ほとんどの成分が皮膚から吸収され、皮下脂肪に入り
毛細血管から血液中に入り、効果を発揮します。

プロゲステロンのクリームは、どのような効果があるのでしょう。

前記のジョン・R・リー博士は、
「女性のさまざまな病気が予防でき、病気にかかった場合でも
クリームを使うことにより病状や症状が改善できる」
と述べています。また博士は、
「ホルモン療法にエストロゲンを使うことは、危険である」
とも説明しています。

エストロゲン療法は何十年も前から、
@不妊 A月経痛 B更年期障害 C骨粗鬆症などに
使用されてきました。

博士は、治療に用いられるエストロゲンは、
合成ホルモンであるため副作用が強いこと、
大部分の女性が総体的に不足しているのは、
エストロゲンではなくプロゲステロンであること。
こうしたことから、
エストロゲンは閉経後の女性に少量使用するだけでよいと説明しています。

これらのことを総合すると、
女性特有の病気や症状にはプロゲステロンのクリームを
使用すべきであると考えます。

子宮腺筋症の改善経験談

Aさん(32歳)の経験談です。

5年前に生理痛が激烈なため、
近くの大学病院の産婦人科を受診しました。
検査の結果は、
子宮腺筋症(子宮内膜症に近い病気)という診断です。
大きさが2センチほどの病変が数個あるとのこと。
担当医からは、
「治療は最終的に手術しかない」と
宣告されました。

たまたま読んだ、ジョン・R・リー博士の著書
「WHAT YOUR DOCTOR MAY NOT TELL YOU ABOUT MENOPAUSE]
(医者も知らないホルモン・バランス)
には、プロゲステロンクリームのことが詳しく解説され、
内膜症がこのクリームで改善するとも書かれてありました。

半信半疑でプロゲステロンクリームを海外から取り寄せ、
博士の指示に従って使用を開始しました。
その結果、3ヵ月後には痛みがほとんどなくなり、
6ヵ月後の再検査では、エコー(超音波)とMRIで
ほぼ完全に治癒していると判定されました。

このときの喜びは、生涯忘れることは出来ません。
手術以外ないと言われた病気が、
プロゲステロンクリームで治ったのです。

5年後の現在にいたるまで、プロゲステロンクリームを愛用し、
以前のような痛みが出ることは全くありません。
女性が、女性特有の病気に際しては、
私はこのクリームを使い、
多くの方に元気になっていただきたいです。


プロゲステロンクリームの効果が認められた例


40歳女性・・・月経周期が3ヶ月以上に伸びてきたため、婦人科を受診。ホルモン剤を投与されたが、足がむくみ、めまいも感じたため、服用を中止し、クリームを使用。
6ヵ月後から月経周期が訳1ヶ月と、ほぼ正常に戻った。

35歳女性・・・右の乳房内の2センチほどのしこりに気付き、婦人科を受診した。
乳腺線維線種と診断された。クリームを使用して3ヵ月後にはしこりが消滅していた。

34歳女性・・・結婚後7年経っても妊娠せず。受診した婦人科医師には、排卵がないためであるとの説明を受けた。クリームを使用し18ヵ月後に妊娠し、無事出産する。

51歳女性・・・1年前から、顔がほてる・寝汗をかく・いらいらするなど、更年期の症状が出始める。近くの医院で抗不安薬(精神安定剤)を処方され、使用するが不変。
クリームを使い始めて1ヵ月後には、症状がほぼ消滅する。

50歳男性・・・25年前から腎不全のため血液透析を受けている。
二次性副甲状腺機能亢進症を併発。血液中のカルシウムとリンの値が高く、副甲状腺も
1cmほどに腫れる。担当医からは副甲状腺の摘出手術を勧められる。しかし、骨粗鬆症もあり、骨密度は同年齢の正常値の75%だった。クリーム以外にカルシウム、マグネシウム、ビタミンDを混合したサプリメントを使用。3年後には骨密度が95%までに上昇、副甲状腺の腫れも5mm以下にまで縮小、血液中のカルシウムとリンの値も安定。

こうした体験例も数多く出ています。

(体験例の中のクリームは、全てプロゲステロンクリームです)


プロゲステロンのクリームに関する注意

プロゲステロンのクリームには副作用がほとんどないといってもよく、
安全も大変に高いといえます。
しかし、使用に際してはいくつかの注意点が必要です。

閉経後の女性が使用する場合、プロゲステロンが急激に上昇するため、
頭がふらついたり、のぼせるといった症状が
現れることがたまにあります。
このような場合、再び少量から使い始めるのが良いでしょう。

18歳以下の女性は、
まだ卵巣や子宮が未成熟な場合がありますから、
とくべてな理由がない限り使用しないのが原則です。

プロゲステロンのクリームは、女性にとって大切なものなのですが、
日本では薬事法の規制で製造されてはいません。
しかし海外ではいくつかの会社が製造して店頭で販売されています。
また、海外から通信販売を利用し、
個人の責任範囲で輸入することは可能で、
日本でもこの方法で多くの女性が購入し使用し始めてます。

プロゲステロンクリームは女性ホルモンの製薬ですから、
本来は医師の管理の下に使用すべきです。
しかし、日本の医師で使用法や有効性を知る人は、ごく少数です。
そのため、医師の指導を仰ぐことは事実上無理といえます。
使用される人は、ジョン・R・リー博士の著書を参考にし、
より正しい使用法を心がけてください。

最後に多くの日本の医師が、
安全で自然なクリームを使用するようになってほしいものです。




女性のためのハーブ


ここで、女性特有の症状に
効果があるとされるいくつかの薬草を紹介しておきます。

北米で古くから使われてきたブラックコホシュは、
月経痛や陣痛を楽にする作用があります。

キバナアザミは(ブレスドシスル)は、
月経の周期を規則的にする作用があります。

サルサパリラは、
卵巣機能不全による不妊治療に多くの国で使われているハーブです。

北米のカマエリリウムは、子宮と卵巣を強化する作用があり、
月経痛、子宮筋腫、不妊症、更年期障害、流産予防などに
使用されてきました。

ワイルドヤム(ヤマイモ)は、
プロゲステロンに似たジオスゲニンという成分を含み、
月経痛と陣痛の軽減や否認の目的で使用されてきました。



副作用の危険性がある合成ホルモンを使うなら、

こうしたハーブの力を借りるほうが、

はるかに安全です。