科学(化学)を学ぼう




科学的基礎知識の必要性


逆転の発想を広げよう


私たちが、環境ホルモンのような有害化学物質を、
日常生活から排除しようとする発想が定着しない限りは、
日本の未来の子どもたちは、悲惨な状況になります。

環境ホルモンと呼ばれる一群の化学物質が、
甲状腺ホルモン活動を撹乱していると言われています。
甲状腺ホルモンは、人間の脳内化学物質のコントロールタワーとなっている。
中でも、精神活動を安定させるセロトニンという脳内化学物質を
コントロールしていることが知られている。

ということは、環境ホルモンはセロトニンを混乱させてしまう可能性がある。
キレる、引きこもる、暴れるなど現在の日本での青少年問題は深刻化し、
ついには、説明のつかない犯罪の多発を引き起こしている。

こうした問題は、青少年の問題だけでは終わらなくなっている。
わが子の虐待などは、その代表的現象である。

男性の女性に対する暴力(DV=ドメスティックバイオレンス)も多発し、
もはや、一般的な教育論だけでは説明もつかず、解決もしない。
化学物質オンパレードの日本の食生活の改善、生活環境の改善が
教育論よりも先になすべき事であり、
健全な身体には、健全な精神が宿り、健全な教育を受け入れることができる。

そのためには、安全を意識してほしい
「安全が保証されなければ、危険である」と知ってほしい。
危険なものは避けてほしい。



一方、こうした期待感の中で気になるのは、
多くの日本人が科学的基礎知識を持たないため、
物事を科学的に理解できない事である。

そうした科学的基礎知識のない中で、
日々、見たり聞いたりするコマーシャルya,
体に良い、健康に良いなど食べ物での栄養補給のテレビ番組、
そして、健康や病気の対する医療番組などで、
誤った科学的認識を信じきってしまう事実も存在する。

たしかに、知識は大切であるが、番組の多くはピンポイントの方法であり、
科学的知識を持たない一般の人たちへは、むしろ混乱を与えている。

科学的知識に対し
「難しいことはよくわからない」
自分の知識不足や、
正しい知識を受け止めることを避けようとする言葉が、
日本の社会では立派に通用している。

世の中は理系の人ばかりではない。文系、芸術系、体育系の人も共存している。
だからといって、科学的基礎知識が不要ではない。
日本の化学物質オンパレードの社会は、
国民の科学的基礎知識不足によって、成り立っている。

日本の国民が、ドイツ国民のように正しい科学的基礎知識を持っていたら、
安全・安心の社会が成立しており、
「美しい国」日本ができていたはずである。


知らない、分からないということは、
有害である事、危険である事を、うやむやにしてしまうし、
何の危機意識も持たなくなってしまう。

日本で発生したイタイイタイ病や水俣病のような公害病も、
国民の「分からない」「知らない」ということに乗じて
長年放置されたのである。
カドミウムや有機水銀の恐ろしさを科学的に理解できなかったためである。

科学的基礎知識は、物事の本質を理解したり見抜いたりするときに必要である。
科学的基礎知識がないということは、多くの人を無知にしてしまう。

何かよく分からなくても、
「これはすごいぞ」と言われれば「そうかすごいんだな」と信じてしまう。
「これは安全だよ」と言われると「そうか安全なんだ」と信じてしまい、
本当は危険な物質や添加物であっても、
何の疑問を持つ事もなく食べてしまう。

逆に、とても体に良いものでも
「それは危険だよ「といわれれば「そうか危険なんだ」と思って避けてしまう。

無知である事は、自分で判断し、
自分で意思決定する力を
もてなくなってしまうという事である。



では、化学物質を理解するために必要な科学的基礎知識とはどんな事なのか。

よく考えると、世の中理系の人だけでないので
理系以外の人に理解してもらえるように心がけて
書いてみようと思う。

はじめはよく分からなくても、なんとなくモヤモヤした気持ちが
「スッキリ」してくれれば良いと思っている。