国際化学物質安全性カード

塩素 ICSC番号:0126
塩素
CHLORINE
(圧力容器)
Cl2
分子量:70.9
CAS登録番号:7782-50-5
RTECS番号:FO2100000
ICSC番号:0126
国連番号:1017
EC番号:017-001-00-7
災害/
暴露のタイプ
一次災害/
急性症状
予防 応急処置/
消火薬剤
火災 不燃性だが、他の物質の燃焼を助長する。多くの反応により、火災や爆発を生じることがある。
可燃物、アセチレン、エチレン、水素、アンモニア、微細金属との接触禁止
周辺の火災時:全ての消火薬剤の使用可。
爆発 可燃物、アンモニア、微細金属と接触すると火災や爆発の危険性がある。

火災時:圧力容器に水を噴霧して冷却するが、水が直接かからないようにする。
身体への暴露
あらゆる接触を避ける
いずれの場合も医師に相談
吸入 腐食性。 灼熱感、息切れ、咳、頭痛、吐き気、めまい、息苦しさ、咽頭痛。症状は遅れて現われることがある(「注」参照)。
呼吸用保護具。密閉系および換気。
新鮮な空気、安静。半座位。必要な場合には人工呼吸。医療機関に連絡する。
皮膚 液体に触れた場合:凍傷
腐食性。皮膚熱傷、痛み。
保温用手袋、保護衣。
多量の水で洗い流した後、汚染された衣服を脱がせ、再度洗い流す。医療機関に連絡する。
腐食性。痛み、かすみ眼、重度の熱傷。
安全ゴーグル、または呼吸用保護具と眼用保護具の併用。
数分間多量の水で洗い流し(できればコンタクトレンズをはずして)、医師に連れて行く。
経口摂取


漏洩物処理 貯蔵 包装・表示
・危険区域から立ち退く! 
・専門家に相談する! 
・換気。
液体に向けて水を噴射してはならない
・細かな噴霧水を用いて気体を除去する。
・(特別個人用保護具: 自給式呼吸器付完全保護衣)。
この物質を環境中に放出してはならない

・強塩基 可燃性物質、還元性物質から離しておく。
・涼しい場所。
・乾燥。
・換気のよい場所に保管。

・特別な断熱圧力容器。
・海洋汚染物質。
・EU分類
 記号 : T, N
 R : 23-36/37/38-50
 S : 1/2-9-45-61
・国連危険物分類(UN Haz Class):2.3
・国連の副次的危険性による分類(UN Subsidiary Risks):8
重要データは次ページ参照
ICSC番号:0126 Prepared in the context of cooperation between the International Programme on Chemical Safety & the Commission of the European Communities © IPCS CEC 1993













国際化学物質安全性カード

塩素 ICSC番号:0126











物理的状態; 外観:
刺激臭のある、帯緑色〜黄色の気体

物理的危険性:
この気体は空気より重い。

化学的危険性:
水溶液は強酸であり、塩基と激しく反応し、腐食性を示す。多くの有機化合物、アンモニア、水素、微細金属と激しく反応し、火災や爆発の危険をもたらす。水の存在下で、多くの金属を侵す。プラスチック、ゴム、被覆剤を侵す。

許容濃度:
TLV:0.5 ppm(TWA);1 ppm(STEL) A4 (ACGIH 2001)

暴露の経路:
体内への吸収経路:吸入 体内への吸収経路:吸入

吸入の危険性:
容器を開放すると、空気中でこの気体はきわめて急速に有害濃度に達する。

短期暴露の影響:
催涙性。この気体を吸入すると肺臓炎、肺水腫を起こし、反応性気道障害(RADS)(「注」参照)を起こすことがある。この液体が急速に気化すると、凍傷を起こすことがある。許容濃度をはるかに超えると、死に至ることがある。これらの影響は遅れて現われることがある。医学的な経過観察が必要である。

長期または反復暴露の影響:
肺に影響を与え、慢性気管支炎を生じることがある。歯に影響を与え、腐食させることがある。

物理的性質
・沸点:−34℃
・融点:−101℃
・比重(水=1):1.4 (20℃、6.86気圧)(液体)
・水への溶解度:0.7 g/100 ml(20℃)
・蒸気圧:673 kPa(20℃)
・相対蒸気密度(空気=1):2.5
環境に関する
データ
・水生生物に対して毒性が非常に強い。

・肺水腫の症状は 2〜3 時間経過するまで現われない場合が多く、安静を保たないと悪化する。したがって、安静と経過観察が不可欠である。
・医師または医師が認定した者が、適切なスプレー剤を直ちに使用することを検討する。
・許容濃度を超えても、臭気として十分に感じないので注意すること。
火や高温面の近くで、または溶接作業中に使用してはならない
(圧力容器の腐食を防ぐため)漏出している圧力容器に水を散布してはならない。
・圧力容器が漏出しているときは、気体が液状で漏れるのを防ぐため、洩れ口を上にする。
Transport Emergency Card(輸送時応急処理カード):TEC(R)−2
NFPA(米国防火協会)コード:H(健康危険性)4;F(燃焼危険性)0;R(反応危険性)0;OX
付加情報


ICSC番号:0126
更新日:2000.04
塩素
© IPCS, CEC, 1993