もっと知りたい経皮毒


有害化学物質の子どもへのダメージ1

 


子どもの体と大人の体はここが違う


《子どもの成長は右肩上がりではない》

子どもたちの体が大人と違うのは、子どもたちが成長期にあることです。
しかし、子どもの成長ぶりは、単純に右肩上がりで育つわけではなく、
それぞれの部位によって、発育の速度に違いがあります。
こうした違いに注意を払って、成長をサポートすることが必要です。

たとえば、生まれたときの赤ちゃんの脳は400g前後で、
大人の脳の1/3程度でしかありません。
身長は50cm前後、体重は3kg程ですが、
一歳までに、身長は75cm、体重が9kgと
猛スピードで成長します。

その後、身長や体重の発育速度は徐々に弱まり、
思春期に入ってから再び身長や体重が増えるという
二段階の成長をたどります。

しかし、眼に見えない臓器は、
身長や体重とは違った成長過程をたどります。


《脳は五~九歳、免疫は七歳~十三歳が発育盛り》

経皮吸収毒性の影響が、
子どもたちの成長過程でいちばん問題なのは、
脳とリンパ組織の発育への影響です。

脳は5~9歳で、ほとんど大人と同じ程度にまで発育します。
この時期は、脳の著しい発育過程ですから、
有害化学物質が入ってしまうと、
脳の正常な発育に甚大な悪影響を及ぼす危険性があります。

また、リンパ組織は7~13歳くらいまでの成長率が最も高く、
この時期に免疫機能がほぼ完成するので、
この時に有害化学物質に発育を阻害されると、
リンパ組織が正常に形成されず、
免疫力が不十分のまま大人になってしまいます。



子どもたちは有害化学物質にさらされている


《紙おむつは有害な「石油オムツ」に等しい》

日本で、布オムツから紙おむつが本格的に使われるようになったのは、
1970年代です。

この紙おむつは、石油の成分の合成化学物質で出来ているものが大半です。
いわば、「石油オムツ」ですから合成化学物質をじかに
赤ちゃんの柔らかい無防備な肌に当てているわけです。

紙おむつがなぜ乳幼児にいけないのか、
女性の生理用紙ナプキンを例に考えると判りやすいでしょう。

女性がひと月に5日から1週間ほど使用する紙ナプキンで、
肌に「カユミ」や「カブレ」が生じる人は少なくありません。
これは、肌と紙ナプキンの接触面の摩擦や、
合成化学物質が皮膚へ影響して起きることなのです。

それと同じ紙おむつを赤ちゃんに当てることになるのです。
しかも赤ちゃんは、女性のナプキンとの面積比では、
約20倍の大きさに相当する紙オムツを、
長期間肌に当てることになります。
赤ちゃんの体や肌にいいわけありません。

生理用品や紙おむつは、メーカーでも改良を繰り返していますが、
成分には合成化学物質が含まれ続けています。
アイロンをかけると溶けてしまうものまであります。
つまり、「紙」とは名ばかりで、合成物質です。
これが「紙オムツ」が「石油オムツ」に等しいといわれるゆえんです。
また、製造段階で漂白と殺菌がほどこされるため、
塩素系の漂白剤が使われているものもあり、
経皮吸収毒性を見過ごすことは出来ません。

さらに、こうした紙製品は、月経血や尿を吸収するため、
水分を吸収し凝固させる働きの吸収剤として、
「高分子ポリマー」が含まれています。
この「高分子吸収剤」も合成化学物質で、
その中に、不妊症や無精子症に繋がる
環境ホルモンが含まれていることもあり
少子化への悪影響が考えられます。


《吸収性に優れた紙オムツは排尿感覚が育たない》

最近の紙オムツは吸収性が格段に優れていて、
なかには布オムツの40倍、
あるいはそれ以上の吸収性を持つものもあります。

しかしそうして、おしっこを何回分もためてしまうと、
吸収体がゼリー状にふくらみ通気性がなくなり、
ビニールシートをつけているような状態で、
皮膚呼吸も妨げてしまいます。
こうした特性も赤ちゃんの成長に悪影響を与える一因でしょう。

また、吸収力が高まると、
湿ったオムツに違和感をもつ感覚が育ちにくく、
結果、排尿感覚が育たなくなってしまいます。

事実布オムツしかなかったときの赤ちゃんは、
オムツがぬれれば泣いて母親にそのことを訴え、
母親も鳴き声を聞き
オムツが濡れているか、お腹がすいているか、
判断したものです。
そうした親子のコミュニケーションで布オムツの時代は、
ほとんどの赤ちゃんが一歳半程度でオムツ離れをしたのです。

しかし現在、紙オムツで育てられて子どものなかには、
六歳になってもオムツ離れができないで、
夜尿症に悩む子どもたちが多くなりました。
その結果、新婚旅行直前になって、
夜尿症の相談に泌尿器科を訪れる新郎・新婦さんも増えています。
夜尿症は他の病気と違って、ひた隠しに隠すので、
表面に出ないだけなのです。
こうした現象に紙オムツの経皮吸収毒性や機能性が
大きく影響してくることは容易に想定できます。


《市販の食塩や白糖の大半は合成化学物質》

これまで、石油から作られ日用品に含まれる有害化学物質をあげてきました。

しかし、食用に使用されているものの中で、
とくに有害性が高いものを書き記しておきます。

それは、塩や砂糖などの調味料です。

現在、調味料として市販されているもので、
食塩(精製塩)は「NaCl」、
白糖(上白糖)は「(C
61252
という化学式で表す合成化学物質でできているものが大半です。

精製塩は、本来、塩に含まれているはずの
ビタミンやミネラル分が99%以上取り除かれています。
そんな塩が体にいいはずはありません。

ある小児科医は、
「ビタミン・ミネラルの欠乏は病気を招く。塩の欠乏は死を招く」
といいましたが、全くその通りです。

日本は古来からあった天然塩を作る塩田をなくし、
このNaClに頼るようになってしまいました。
その罪は大きいといえるでしょう。
輸入された食塩のなかには、有害な物質が
検出されたものまで存在します。

また、精製して作られる白糖を、
「白い麻薬」と呼ぶ人もいます。
理由を知ればうなずけるでしょう。

砂糖は大きく「含蜜糖
(がんみつとう)」と「分蜜糖(ぶんみつとう)」の
ふたつに分けることが出来ます。
「含蜜糖」は黒砂糖として市販されているものです。
原料の全成分をそのまま煮詰めて固めたもので、
昔から作られています。

一方、「分蜜糖」は白糖として市販されています。
原料を絞り、汁に石灰、炭酸、亜硫酸ガスなどをいれ、
合成できない物質を不純物として取り除きながら作ります。
さらに、べたつきの原因となるビタミンやミネラルを、
ホウ酸塩や塩素を使い透明にして、
塩酸その他で真っ白に漂白します。
出来たのが、白糖(精白糖)なのです。


《妊婦の白糖の摂りすぎは子どもの奇形発症率が高まる》

問題なのは、
自然界の栄養素が含まれない合成化学物質としての
食塩や白糖、それを含む市販のジュースや缶コーヒー、
ケーキ、アイスクリームなどから、
意識なく毎日大量に摂取しているのです。

白糖の摂りすぎは、糖尿病や肥満の原因となり、
体内からカルシウムを奪い、骨をもろくするので、
骨折しやすくなります。

そればかりかビタミンやミネラルをも奪い、
毛細血管を痛め、肝臓を悪くします。

また、白糖は神経伝達にも悪影響を及ぼします。
ロンドンで開かれた世界精神医学国際会議では、
白糖をやめさせると、問題児が問題を起こさなくなった。
という報告がなされました。
「この世から白糖がなくなれば、病気の八割はなくなる」と
言われているほどなのです。

その白糖を妊婦が大量摂取すると、
脳水腫や無脳症の子どもが生まれる確立が高まります。
砂糖の影響で子宮の形や大きさが抑制され、
頭蓋骨や脳の発育に悪影響を与えてしまうというわけです。

ほかにも、砂糖の大量摂取が妊婦に与える悪影響は、
子宮が収縮する力が減退する、
流産や早産を誘発する、
羊水過少症が起こりやすい、
奇形の発症率が高くなるなど、
さまざまな悪影響が懸念されています。

この地球上には、約4000種の哺乳動物がいます。
その哺乳動物が合成化学物質に触れたり口にしたりしたときは、
その動物が一番使っている部分、大切な部分の組織に
悪影響が表れることがわかっています。

例えば、合成洗剤が川に流れ出し、魚がその水を口にしたとき、
尾びれや背びれが奇形として出る確率が高くなります。
猿がその水を口にすれば、猿は木の上で生活しているので、
手足の奇形が出やすくなります。
そして人間で、最も影響を受けやすいのが脳や神経です。

合成化学物質としての食塩や白糖、
その他の合成化学物質の食品添加物、
さらに経皮吸収毒性としての有害化学物質を毎日のように摂取していれば
脳に異常をきたすことが十分考えられます。

そうした生活が、日本では戦後60年以上脈々と進化しながら続いています。
合成化学物質の影響を受けて育った子どもが
やがて親になり、祖父母になり、三代続いているのが現実です。


《本当は怖い病院出産・・・・・》

未熟児や早産で障害の危険性がある場合は、
設備の整った病院での出産が必要でしょう。
しかし、そうでない限り、助産婦が付き添う自宅出産が理想的です。
なぜなら、自宅出産より病院出産のほうがはるかに、
生まれる子どもたちの健康を害するリスクが高いのです。

たとえば、昔の出産は病院でも自宅でも、
生まれてすぐは固形石鹸を使っていました。
しかし、いまの病院は、合成界面活性剤が含まれている
ボディーシャンプーを使います。
生まれたての赤ちゃんの皮膚は、未完成です。
成人の肌に比べたら無防備に近いものです。
その皮膚を合成界面活性剤が含まれたボディーシャンプーで洗います。
当然、経皮吸収毒の先例を受けて赤ちゃんの体に良いわけはありません。

また、病院出産での問題にエアコンの効いた院内設備があります。
産後の大事な成長過程の段階で二週間ほど、
乳児がそうした環境の中で育つとき
汗の出る穴の機能の8割くらい停止してしまいます。
そしてその機能は一生元に戻らないので、
残りの2割ほどの汗腺しか機能しなくなります。
つまり暑さ寒さに対応しきれなくなってしまうのです。

病院出産はこうしたリスクを背負いますが、自宅出産なら、
自分の工夫でそうしたリスクを回避することも可能です。


《陣痛促進剤が病院の都合で乱用される》

病院出産をすすめられない理由は他にもたくさんあります。

そのうちのひとつが、
病院側の都合で陣痛促進剤を使い、
出産日時を操作するところがあるからです。
昼間出産が増えているのは統計でも明らかですが、
これは、夜中の出産や連休中の出産などを
避けるためとしか思えません。

実際に二人の子どもを産んだお母さんは、

「上の子どもは大きな病院で産んだのに、
なにかと病気がちで苦労しました。
病院内で合成化学物質があふれている怖さを知り、
二人目は自宅出産で生みました。
おかげで、病気ひとつせず元気に育っています。」

と話してくださいました。

出産現場を垣間見てきた看護師や助産師の中には、
「将来は助産院を開いて、自宅出産を手助けしたい」
という人も多いのです。

こうした中、自宅出産を望む声が増えたのはいいのですが、
残念ながら行政は逆行するような法改正をしました。
これまでの助産院は助産師だけで開業できていたのに、
2006年に医療法を改正し
「助産所を開業するには産婦人科医の嘱託医を必要とする」
という条件をつけてしまったのです。

これは明らかに自宅出産や助産院出産にブレーキをかけるものです。
少子化が叫ばれる中、行政の取り組みが
日本を危うくしているのかもしれません。


《患者を診ずパソコンを見る大病院の医者たち》

昔の医者は、指先や打診器で胸や背中などを叩いて
体内の内臓の診察をする技術がたしかでした。


肺炎になれば肺に膿胸というウミがたまるのことがあるので、
打診すれば体外の医者は膿胸とわかりました。
心臓に疾患があれば叩いたときの音で、
疾患の程度も診断できたのです。

中国には昔から、「脈診」「望診」「触診」というものがあります。
脈をはかり、眼でよく診て、触ってみれば、
大体の病気がわかるのが本来の医者という職業なのです。

しかし、現在の大病院の医者は、患者を診ずに、
パソコンや検査器を頼りに診察するケースが増えました。
しかもその診察で処方される薬の量は尋常ではありません。
患者をしっかり診ていれば、
やみくもに薬を出せばいいということにはならないはずです。

例えば MRI(精密検査で用いられる撮影装置)という
数億円もする医療機器があります。
日本国内にある MRI の台数は、
ヨーロッパのEU加盟国全体を合計した数より多いです。

一台が数億円もすれば、減価償却のため、
普通はレントゲンで済むものまで、MRI を使い
月に1回で済むところを2回3回と増やすこともあるでしょう。
これが今の日本の医療現状です。

そもそも「健康」という言葉の使い方や考え方が悪いのです。

現在の「健康診断」は医者から患者への一方通行です。
この「健康診断」も健康について
医者と患者本人あるいは家族が同席しての
「健康相談」にしなければなりません。
そして、この「健康診断」の危険性は、
医者が診る間も惜しむように、すぐ治療に入ってしまうことです。

こうした一方的な「健康診断」は、
体の部分的な「健康」に眼を奪われ医療の分業化が進み
緊急時にも「専門医がいない」「担当医がいない」など
たらいまわしにすることが多く、
こうした医療は良いはずはなく、
むしろ病人を作るための方法と言わざるを得ません。

日本の医療の考え方の大半は、
こうした悪弊からいまだに抜けきることが出来ていないのが不安です。



「薬は毒でもある」ことを忘れていませんか?


《日本は世界中の40%の薬を使っている》

日本の医療費は1955年に2388億円だったものが、
50年後の今日、146倍に跳ね上がっています。

人口約8000万人だったのが、約1億2500万人に増えたのですから、
物価スライド分を計算しても10倍以上になる、すざまじい伸び率です。
さらに、日本人の薬好きの性もあり、割合が非常に高いです。
日本人は世界人口のわずか2%しかいないのに、
世界全体の薬の使用量の約40%を使っています。

近年「異常行動を誘発しているのではないか」と
問題になったインフルエンザ治療薬の「タフミル」にいたったては、
世界の「タフミル」の約70%を日本人が使っています。
さながら日本で人体実験をおこなっているがごとくです。

強い薬を使えば使うほど免疫力は低下し、
その次にはもっと強い薬が必要とするようになります。
諸外国ではよほどのことがないと、使わない薬なのです。

「毒をもって毒を制す」の言葉のとおり
薬もまた毒の一種なのです。
あらゆる薬が、病気や怪我の治療を優先させる
緊急処置として使われるものなので、使いすぎれば「毒」になります。
薬も決して安全ではないことを、改めて認識しておくべきです。


《経済優先で利益確保に走り続ける日本の薬業界》

日本には薬事審議会という組織があります。
ほんの一握りの人たちが月に1~2回
数時間審査し新薬を認可しています。

アメリカでは、薬に対する監視は厳格です。
FDA(食品医薬品局)では9000人もの人たちが
毎日のように薬をチェックしています。
最近の5年間で、日本の薬事審議会を通過した薬を
このFDAで調べ直したところ、日本で通った薬のうち、
わずか30%しか通過しませんでした。
残りの70%は効かない薬、
あるいは副作用のある薬だったのです。

1970年代半ば「ピシバニール」と「クレスチン」という薬を
セットにした抗ガン療法がありました。
そしてこの抗ガン療法は全てのガンに10年間ほど使われました。
その結果は、年商1000億円、
10年間で1兆円を売り上げた後、
日本の審議会で再検査をしたら「効果なし」でした。

この効果のない薬に
当時のガン患者や支える家族たちは必死の思いで
薬代を払い続けていたのです。


《安易な薬の使用は子どもの成長を妨げる》

医療費高騰や薬の大量使用の背景には、
現代社会の実情も見え隠れしています。
核家族化で家におじいちゃんやおばあちゃんがいなくなり、
「医者に診てもらうべきかどうか」の判断が、
親に出来なくなってしまっているのです。
そこで、子どもが熱を出したらすぐ病院に駆け込み
薬や注射で熱を下げてもらい、咳を止めてもう。

しかし、考えてみてください。
安易に薬で症状を抑えたら、病気に対する免疫力がつかず、
何度も同じ病気になってしまいます。
結果として、経済的に大きな損失になり、
子どもたちの体にも悪影響を与えます。
そのような対処療法の繰り返しで大きな負担を強いられるのは、
親たちではなく、子どもたちなのだということを、
一日でも早く気付いてもらいたいものです。