薬離栄養学が必要なわけ その2



皮膚からの吸収

皮膚は、ひとつの臓器です。

以前は、皮膚からはほとんど物質は吸収されないと考えられていました。
いまは、分子量200ぐらいまでの物質は、
かなり皮膚から吸収されると考えられています。
最近では、病院でも経皮吸収製剤が使用されています。

例えばそのひとつに、
狭心症(胸が痛くなる心臓発作)を抑えるものに、
ニトログリセリン系の薬剤があります。
使い方は、その薬剤を塗ったテープを皮膚に貼ります。
これは心臓の上に張らなくても大丈夫で、足でも腕でも効果があります。
皮膚から徐々に吸収され、毛細血管に入り、静脈に入り、心臓に達します。
そして心臓の発作を抑える効果をもたらすのです。

更年期によく使われる女性ホルモンの薬も、
皮膚に貼っておくと、少しずつ吸収されて心臓にいき、
血流で全身の器官、とくに卵巣や子宮に送られ作用します。
また最近では、皮膚にはって喘息を抑える薬もできています。

このように医療の最先端でも、皮膚吸収を利用して、
さまざまな薬品が処方されるようになりました。



シャンプー・リンスは危険だらけ

このように皮膚からの吸収は大変に利用しやすく、
多く薬品に利用されていますが、
これを有害物質に置き換えた場合、大変に恐ろしいことです。

発がん性のある危険な成分を含んだ製品、
シャンプーやリンスや石けんを使っていれば、
皮膚吸収され、血液を循環し、臓器や細胞を汚染します。
一般に市販されているシャンプー、リンス、ボディーソープ、歯磨き粉は、
人体に大変危険な成分を含んでいます。
合成香料はもちろん、プロピレングリコール(PG)、
ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)、エデト酸塩(EDTA)といった成分が、
代表的化学成分として配合されています。

プロピレングリコール(PG)という化学物質は、
界面活性作用を持ち、保湿剤としての作用もあります。
この保湿剤は、皮膚を保湿するのではなく、製品の保湿です。
歯磨きの中に含まれていると、いつまでも中身が固まらず、
常に取り出しやすくなります。
また、シャンプーの中に入れておくと、
蒸発を防ぎ、シャンプーの嵩が減りません。
しかし、これが身体に大変悪い影響を与えます。

ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)を代表とする合成界面活性剤は、
世界的に1936年頃に使用が許可され、
洗浄力が強く、皮膚の脂を分解するに適し、
泡立ちよく、石けんの代わりになり、何よりコストが安い。
そして、
原料は危険だが、
ある程度薄めてあるし、人体に影響ないだろう。
それに、皮膚だからすぐ流せば問題ない


という考えで、使われだしたのです。

現在、しゃんぷー、歯磨き、洗剤などの
日用品を製造している企業は、
原料メーカーから大変安い値段で仕入れます。
そして仕入れた原料に、色やニオイをつけ商品としての特色を付加し、
テレビコマーシャルの影響力で売りまくっていくのです。

プロピレングリコール(PG)も、大変危険です。
100%濃度の原液に手を触れると、すぐに手がただれます。
もしこのタンクの中に誤って落ちれば、
すぐ呼吸が止まり、心臓が止まり、死に至ります。
ですから原料メーカーでは宇宙服のような防護服を着て扱います。

これらの成分は、
喘息、皮膚炎、肝臓障害、腎臓障害、精神障害の
原因であることがわかっています。
ドイツでは、十数年ほど前にこれらの成分が人体に悪影響があるので
使用が禁止されています。
しかし、日本ではいまだに許可され多くのメーカーが製造し、
多くの企業が仕入れて利用し、
日用品はじめ化粧品などにも使われ、私たちの生活の中に入り込んでいます。

薄めてあるから大丈夫、少ししか使ってないから大丈夫、
これは企業が売るための口実です。
少しであっても長年使用し続けた場合、
体内への蓄積は止まりません。



水道水も恐い

地方はまだしも、敏感な人ならすぐ判るほど、東京の水は臭いといわれます。
水道水には不純物が相当量混入しています。
農薬、環境ホルモン、ヒ素や鉛といった重金属、
また、塩素や、塩素と有機物が化合してできる
トリハロメタンという発がん性が強い物質なども入っています。
そのままでは飲まず、性能の良い浄水器を通して使用してください。
できれば風呂にも設置すべきです。
水道水の中の毒性物質が皮膚から吸収されるうえ、
蒸気や湯気となって肺からも吸収されるのです。



アトピー性皮膚炎の原因は有害化学物質!!

最近、産まれてくる子どもの3人に1人はアトピー体質です。
一昔前では考えられない異常な数字です。

アトピー性皮膚炎は、有害な合成化学物質であるといえます。
「私は、合成のものは使っていない」といわれる方が時々いますが、
シャンプーを使い、歯磨きを使い、台所洗剤を使い、
化学調味料を使い、マヨネーズを使い、などなど一つ一つは合成でなくても、
体内に蓄積されるときは化学反応したり、混ざり合ったり
体の中で合成されますから、たとえ単独でも危険です。

アトピー性皮膚炎の原因になる化学物質は、
生まれた後から体内に入るものより、
お母さんの胎内にいるうちに胎盤を通し汚染するほうが
危険性が高いし、胎児への影響が大きいのです。

そして、生まれた子どもが危険なシャンプーやボディーソープを使えば、
元気な子どもも徐々に汚染されるし、
もともとアトピー体質を持った子どもは、
余計症状を悪化させ、取り返しがつかない状態になります。

アトピー性皮膚炎の一番の苦痛はかゆみです。
子どももそうですが、大人でも「掻き毟り」たいほどつらいものです。
痒くて眠れないほどの状態で、常に睡眠不足に悩まされます。
アトピー性皮膚炎のかゆみは、皮膚の下、身体の奥からくるかゆみです。
これは、掻いてもおさまらず、
掻いているうちに皮膚はただれドロドロになります。
皮膚の下の毒性物質が噴出しようとしている状態なのです。

人体に大変危険な成分の合成香料、プロピレングリコール(PG)、
ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)、エデト酸塩(EDTA)といった
成分が入った製品は、母も子も絶対使うべきではありません。

よく中和剤や添加剤で化学物質を
中和したり除去したり出来るという話を聞きますが、
有害化学物質は消え去ることはありませんので、
はじめから有害化学物質の入っていないものを使用してください。

幸い日本にも良心的な「純石けん」を作る企業が数社ありますし、
海外にもそのような成分を配合していない
日用品を作っている会社もありますから、
そうしたものを探して使われることを強くお薦めします。



洗濯洗剤にも気を使う

アトピー性皮膚炎を患っている人は、
下着も合成繊維を含むものの着用は症状を悪化させます。
また、衣類を洗う洗剤も、有害化学物質や、
漂白剤の入っていないものを使うべきです。
特に毒性のある合成界面活性剤は避けてください。

有害物質を含んだ洗剤で洗うと、衣類に残留し乾燥されます。
それを着用すると、汗が衣類に付着している残留洗剤を溶かし、
それが皮膚に取り込まれます。非常に危険です。



有害化学物質で奇形児が産まれる可能性が高くなる

有害化学物質はアトピー性皮膚炎だけでなく小児がんの発症率も高くし、
精神障害時や、奇形児が産まれる率を増加させています。
あまり知られてはいませんが、流産や死産もかなり増加しています。

流産は、子宮や卵巣の不調、ホルモンバランスの崩れなどの、
母体側の異常で起こる場合もありますし、
赤ちゃんそのものの何らかの異常で起こる場合もあります。

心臓に大きな奇形があったり、
無脳症という脳が欠損した胎児の場合、
生存能力が低いため、流産や死産になるか、
たとえ生まれてもすぐに亡くなります。

これらの原因として考えられるのは、
有害な化学物質、すなわち、
地上にばら撒かれているダイオキシンやポリ塩化ビフェニル(PCB)といった
環境ホルモン、農薬、食品添加物、合成界面活性剤、
水銀や鉛などの重金属、化粧品の中の香料や色素などです。

また、精神に障害を持つ子どもにも、
これらの物質の影響が考えられます。
五体満足で産まれても、気付いたときには、
自閉症や注意欠陥多動性障害(多動症=ADHD)など
精神障害児だったということが起こりうるのです。

胎児期や乳幼児期に環境ホルモンなどで汚染された影響は、
青年期を迎える頃にガンや白血病のような形で
出現する可能性があるといわれるようになりました。
そこにはかなりのタイムラグがありますが、
そのメカニズムの詳しいことはまだ解明されていませんが、
数ヶ月で出るものではないというのが定説になっています。



女性特有のガンが増えている

環境ホルモン等の影響で、婦人病も増えています。
卵巣がん、子宮内膜症、不妊症、乳がん、子宮ガンなどです。
特に最近は子宮体ガンに罹る女性が増えてきました。
子宮の先端部、頚部に出来るものは子宮頸ガンといい、
子宮体がんは内側の子宮内膜に出来るものです。
この二つは種類が違います。
子宮頸ガンは「ヒトパピローマウイルス」が関与し、
子宮体ガンは「ホルモンバランス」の異常と
有害化学物質が原因と考えられています。
また、乳がんも激増しています。
女性が罹るがんでは2000年にトップとなり、
その後も増え続けています。
環境ホルモン、ストレス、肥満などが原因で
ホルモンバランスが崩れ、乳がんになりやすくなっています。
しかも、乳がんに罹る年齢が、若年齢化しています。
昔は閉経以降の女性の病気と言われていましたが、
最近は20代〜40代と、若い女性もかかります。



花粉症の急増

春先にスギ花粉症で悩まされる人が激増しています。
一昔前までは見られなかった病気です。
花粉症がひどい人は、
涙にむせ、鼻水は止まらず、
目は抉り出して洗いたいくらい痒いといいます。

スギ花粉症は、杉林や杉山が笛、
その花粉が原因と考えている人が多いようですが、
それは二次的なもので、大気汚染物質や、
食物中の添加物や農薬などの有害物質が
鼻の粘膜を侵し、過敏にしたことが直接の原因です。
つまりスギ花粉は、アレルギーの抗原抗体反応の引き金になる物質ですが、
元は人体も反応しなかったのですが、
反応すようになってしまっただけなのです。

喘息も同じく、ダニやカビなどで気管支がアレルギー反応を起こすのです。

花粉症や喘息を治すには
有害物質を生活から遠ざける。
食物は合成化学物質の入っていないものを厳選する
野菜も農薬の使われていないものを選ぶ
排気ガスを吸わないように努める
もちろん、スギ花粉も避ける
身体から不要な毒素を解毒し、体質を改善する
免疫を高めるためビタミン、ミネラルを充分に補う

ビタミン、ミネラルを豊富に摂っていると、
免疫力が高まり、鼻や気管支の粘膜が強くなります。

有害物質を除去し、ビタミンやミネラルと、オメガ3を補えば、
こうした主種の過剰反応が起こらなくなり、
3年以内にほとんどは軽快します。



タバコは肺がんを増やし寿命を縮めている

肺がんも増えています。
これは、タバコと深い関係がありますが、最近はそれにプラスして、
大気汚染がその原因の一端を担っています。
近年、タバコを吸う人は減少傾向にありますが、
肺がんは上昇傾向にあり、タバコだけが原因ではないのです。
しかし、空気が汚染されている土地で、
タバコをすっている人が一番かかりやすいことは確かです。

タバコの煙は、ガンの発生と動脈硬化に深く関係しています。
タバコを吸うことは、寿命を縮める行為です。

本人が悪影響を覚悟して吸うことは仕方ないですが、
受動喫煙の影響が大きく働きます。
受動喫煙とは、喫煙者の周りにいる人が、たばこの煙にさらされて、
自分の意思に関係なく健康に影響を受けることです。
副流煙(火のついたたばこから出る不完全燃焼の煙)には
主流煙(たばこの吸い口から出る煙)の何倍もの有害物質が含まれていて、
その煙を吸わなくてはならない周囲の人々の健康への影響が
本人への影響以上に大きいのです。
一説では喫煙者本人への影響の5倍以上とも言われます。
 
たばこの煙は、ぜん息の明らかな増悪因子として知られており、
発作を誘発するばかりでなく、気道の炎症を増悪させ、気管支をより過敏にします。
たばこの煙だけでなく、喫煙者の息の中にも、多くの有害物質が検出されます。


愛煙家にとっては厳しい時代ですが、
有害であることが立証されてきたからには、
人のいないところで吸うか、喫煙をやめるべきです。

喫煙者は、自分が気付かないうちに人に害を及ぼし、
迷惑をかけていることを肝に銘じていただきたい。

どうしても吸いたい場合は、最低限、次のことを守ってください。

◎喫煙マナー
 1 灰皿のないところで喫煙しない。
 2 妊婦や子どもの周囲では喫煙しない。
 3 歩行喫煙と吸殻のポイ捨てはしない。
 4 分煙しているところでは、そのルールを守る。
 5 周囲に人がいるときは喫煙しない。




皮膚がんが増えている

現代は、フロンガスの影響で生物に有害な紫外線を吸収するオゾン層を破壊しています。
紫外線は波長により、
UV−A(長波長)、UV−B(中波長)、UV−C(短波長)
などに分かれます。
地上にはUV−AとUV−Bが到達します。
しかし、オゾン層が薄くなると、
この波長の短いUV−Cが地上に降り注ぎます。
これはある意味、殺人光線で、皮膚炎や皮膚がんの原因となります。

現在そのオゾン層が最も破壊されているといわれるオーストラリアでは、
皮膚がんの患者が急増しています。
日本では、北海道上空のオゾン層が薄くなり、
紫外線が増えていることで、ここ20年位の間に、
皮膚がんの患者が7%程度増加したと言われています。

夏場には、大人はもちろんのこと、
子どもでも顔や腕などにサンスクリーンを塗って外出してください。
そしてつばの広い帽子をかぶり、
目のためにサングラスをかけることを実行してください。



日本の山から野鳥と川魚が消えてゆく

日本の山から野鳥と川魚が消えていく川で魚釣りをする人たちの多くは気付いているでしょう。
特に山奥のわけ入って源流での魚を求めるとき、環境が大きく変化しているのがわかるはずでしょう。

最近では、自然環境が目に見えるぐらいの速度で、悪化し続けています。
川は魚が激減し、野鳥も減り続けています。
以前は、猟師といわれる人が大勢いました。
鉄砲を担いで山に入り、ヤマドリ、キジ、キジバト、カモなどの野鳥を撃って生活していました。

しかし、鳥の数がどんどん減り続け猟師での生活が出来なくなってしまったのです。
これは狩猟をする人が多くなったのではなく、自然環境の悪化から野鳥が減ったのです。



自然界に異変が起きている

自然界に異変が起きている野鳥や川魚が減った原因は、環境破壊です。
中でも一番の元凶は、国内の広葉樹林を伐採し、無計画に杉林に変えてしまったことです。
杉は山に光を入れません。
光を入れるには、間伐を計画的にこまめに行わなくてはなりません。

杉の成長を野放しにすれば、密林状態となり、太陽の光が入らず草が生えなくなってしまいます。
すると、土の中のバクテリアなどの微生物が死んでいなくなり、ミミズや昆虫が住めなくなります。
虫がいなくなれば、その虫を食べている川魚も減ります。
そして川魚や昆虫を食べていた鳥がいなくなります。
結果、山は死に絶えてしまうわけです。

二つ目の元凶は酸性雨です。
中国大陸や、日本で消費燃焼される石油や石炭などの化石燃料には硫黄が入っています。
硫黄は燃焼させると、二酸化硫黄(亜硫酸ガス)となり大気中に放出されます。
大気の混ざったガスは、水に溶けると強い酸性の亜硫酸となり地上に酸性雨を降らせます。
それが土壌のバクテリアを殺します。
そして、養分に富んだ土は死んでしまいます。

さらに三つ目として、
土の中の養分が減ると松枯れがおき始めます。
それを防止するため山に松枯れ防止剤をまくようになります。
山の土はこうして死んでゆきます。
ふもとや、平地では、住民が家庭用雑排水として、人工的な洗剤などを垂れ流す。
田んぼや畑に土壌改良のために農薬や化学肥料を撒き散らす。

そして四つ目の元凶が、河川改修です。
ダムや護岸工事で川を殺してしまったことです。

土壌が荒廃したのは、そういったことが重なった結果です。
食物連鎖の基本を断ち切ると、そのうえに成り立っている生命が死んでしまいます。
食物連鎖の頂点にいるには人間です。

自然の移り変わりに敏感な人たちは、その微妙な歪みに気付きます。
そして、自然破壊を防止しなければ、地球も、人間も、全ての生命も
健康のままではありえないことを実感するはずです。



バクテリアを殺すな!

「土壌の汚染=バクテリアが死ぬ」
ということです。

食物連鎖からしても、バクテリアがいてこそ人間が存在できるほどなのです。
バクテリアは土壌にいて、森林のブナ、クスギ、カエデなどの枯葉や木の枯れたものを腐植分解します。
その過程で、有機酸(有機アシッド)が生成されます。
その酸が砂や岩石を溶かし、土壌の中のマグネシウムやカルシウムといったミネラルをイオン化させます。
そのミネラルがさらに水に溶け込み川に流れ、川から海に流れます。
そして海中のミネラルは栄養素として、海藻や貝を育てそれを食べる魚を育てます。

昨今、北海道の昆布や三陸の牡蠣の漁師さんたちは、山に広葉樹を植えて、広葉樹林の山を育てています。
彼らは、昆布や牡蠣が以前ほど取れなくなったとき山の変化に気付いたのです。
「山に杉を植えているのがおかしい。元に戻せば海も元にもどるかもしれない」と
直感的に気付き、多くの漁師さんたちが植林を始めました。
植林してから数年すると、見事に海が生き返り昆布も牡蠣も元通り採れるようになったのです。
このことは、山と海が直結しているということなのです。

食物連鎖の元を断ってはいけないのです。
循環の最初の部分であるバクテリアを殺すことは、ミネラルを枯渇させ、土壌を貧弱にし、
川を貧弱にし、海を貧弱にしてしまうことになります。
ミネラルの少ない土壌は、野菜を栄養成分の少ない、水っぽいものに変えてしまいます。
それは食べ物の質が落ち、食べ物の種類も減ることなのです。
そして人間の体も弱くなります。

人間は自分たちの生活を快適にするために作った化学物質によって、自分の首を絞めてしまったのです。



生き返った水の話

いま、環境を守るために、工業排水や化学物質を
下水に流さない活動や運動がなされるようになりました。
日本で率先して取り組んでいるのは、滋賀県です。
滋賀県は、県民にとって大切な資源である琵琶湖を汚さないために、
リンを含む合成界面活性剤の入った洗剤を使わず、
天然素材の石けんを使う取り組みがなされています。

世界ではもっと早くから水質保全をしている一例に、スイスのレマン湖があります。
レマン湖を死なせないために国民全てがリンを含む合成界面活性剤を使っていません。

2000年の三宅島の火山噴火は記憶に新しく、
島民全員が避難させられて島に戻ることが出来ませんでした。
三宅島の周囲は南洋海域で、さんご礁が広がる綺麗な海でした。
それがここ20年位で、観光客やダイバーが増えて、
なぜか珊瑚がほとんど絶滅していたのです。
海藻や貝も減り、小さな魚たちも泳がない死の海に近づいていたそうです。
ところが火山噴火の影響で、住民が生活しなくなって2年余り経ち、
三宅島に調査団が入り海を調べたところ、
見事に復活し、元の綺麗なさんご礁が広がっていたそうです。

この話には、二つの教訓があります。
ひとつは、島内に大きな産業がなく工業排水は出ないことと、
住民が生活しているだけなので、
海を汚染したのは合成界面活性剤の入った家庭用排水と農薬です。

もうひとつは、わずか数年でほぼ完璧に元に戻ることができる
自然の回復力はすばらしいものだということです。

今では、きびなごなど小さな魚が泳ぐようになったそうです。

この話を人間に置き換えてみると、
家庭で使っているさまざまな化学製品が
いかに自分たちを汚染しているか、ということになります。
広大な珊瑚を殺すことが出来る化学物質を、
日常生活の中で自分自身の体にばら撒いているのです。

ですから、三宅島の教訓からもわかるように、
体にとって有害な物質を入れないようにすれば、
人間が本来持っている自然の回復力で、
健康な体を取り戻せるし、維持できます。


有害な化学物質は、

ゆっくりと自然や人の身体を蝕んでいきます。

それが環境破壊と病気の原因です。

有害化学物質を家庭に入れない、使わない。

多くの人が、早く事実を知り、

自然や人に安全な生活をしてください。